値決めの必須ツール 「モノレート」を使いこなせ!
Contents
1.“何を” “どれだけ”仕入れればいいの?
店舗仕入れや電脳仕入れでは、
ある商品を一個だけ仕入れて販売しても
あまり大きな利益を出すことは難しいです。
しかし高く売れる商品だから何個仕入れても
安定して売れるかというとそうとは限りません。
そこには需要と供給の関係があるのです。
せどりで利益を上げていくためには、
「”何を””どれだけ”仕入れるのか」ということが大きなカギになります。
そこでご紹介するのが
モノレート
という大変優れたツールです!!
2.「モノレート」って何?
「モノレートを制する者はせどりを制す」
多くのせどらーが口を揃えてそんなことを言います。
せどりをする人にとって、
モノレート無しではビジネスにならないと言っても過言ではありません。
モノレートは、Amazonで売られている商品の
・日々変動する価格
・出品者の数
・その商品の人気
などが分かるサイトです!
モノレートは主に商品リサーチの際に使い、
その商品は利益が出るのか?何個仕入れるべきなのか?
といったことを決めていきます。
3.「モノレート」を見てみよう
とりあえず「モノレートはせどりに必要不可欠なんだな」
ということを分かっていただけたかと思います。
それでは実際の画面を見せながら、モノレートを見ていきしょう!
◯トップページ
①商品検索
ここで商品の検索ができます。
使い方はAmazonで検索をする時と全く同じです!
②今この商品が熱い!
出品者数や価格などを基に、
これから価格が上がっていくと予想されている商品やライバルが少ない商品が
ピックアップされています。
③ユーザー数が多い商品
モノレート内で使われる「ユーザー」とは、
「その商品の価格をチェックしている人」を意味します。
つまり「ユーザー数が多い」ということは、
「その商品が人気で、売ろうとしている人が多い」ということになり、
「ライバルが多い」ということになります。
④価格変動が起こった商品をカテゴリでみる
Amazon内で急激に価格が下がった(または上がった)商品を
ピックアップしています。
カテゴリをクリックするといくつかの商品について、
「現在の最安値」と「以前の最安値」が表示されており、
どれだけ価格変動したのかが一目で分かります。
⑤はじめての方へ
その名の通り、
モノレートを使うのが「はじめての方」向けの情報が掲載されています。
⑥お知らせ
新たに追加された機能やバグの修正などの情報が掲載されています。
特に機能の変更は注意深くチェックしておきましょう。
◯商品ページ(上部)
商品ページの上部はこのようになっています。
『進撃の巨人』はマンガで少し読んだことがあります。
リヴァイ兵長はなんだかものすごく強い人らしいですね。
さて、話を戻します。
この部分では、検索時の基本的な情報をチェックすることができます。
「コンディション」には他に「コレクター」という分類があり、
これはサイン入りや絶版になりプレミアがついた商品です。
◯商品ページ(下部)
ページ上部では現時点での価格が表示されており、
ページ下部ではこのようなグラフが並べられています。
これらのグラフは指定期間内(直近10日間から販売開始まで遡ることが可能)の最安値、
出品者数、ランキングの変動をチェックすることができます。
今後の動きを予測する上で大変重要な指標になります。
ここで初めて「ランキング」という言葉が出てきました。
「ランキング」はAmazonでの売れ行きを表しており、
点の位置が低ければ低いほど順位が高い(売れている)という意味ですので、
ご注意ください。
4.商品の検索方法
商品の検索方法について説明します。
検索には以下の3つのどれかを使用します。
①商品のキーワード
②JANコード
③ASINコード
①商品のキーワード
商品名の一部(あるいは全部)を直接入力して検索します。
上の例で言えば
「鋼の錬金術師 全巻」や「鋼の錬金術師 セット」
といったキーワードを打ち込むとヒットします。
類似品が少ない商品であればこの方法が早いでしょう。
②JANコード
JANコードとは「日本国内におけるどの事業者の、
どの商品か」を表す世界共通の商品識別番号です。
バーコードにすぐ下に記載されている13桁または8桁の番号です。
③ASINコード
ASINは「Amazon Standard Identification Number」の頭文字を取った略称で、
Amazon内で使われる商品識別番号です。
5.“売れる”商品を探す!
モノレートというツールの概要を掴んでいただいたら、
次はグラフやランキングを読み解くことで
“売れる”商品を探すためにモノレートを活用していきましょう!
大まかな手順としては
①ランキングの順位をチェック!
↓
基準となる順位をクリアしていたら…
↓
②グラフで細かくチェック!
↓
“売れる”と判断できたら仕入れ!
となります。
これらを、順を追って説明していきます!
①ランキングの順位をチェック!
ある商品を仕入れるかやめるか判断する際、
最初にランキングを確認します。
ここでまず大まかな“ふるい”にかけるのですが、
具体的なカテゴリごとの順位は以下のようになります。
本:30万位くらい
DVD:8万位くらい
CD :10万位くらい
ゲーム:3万位くらい
家電:4万位くらい
ホビー:5万位くらい
これらはそれぞれのカテゴリにおける
上位5%~3%くらいの順位にあたります。
あくまで目安にはなるのですが
モノレートでランキングをチェックする際は
その商品が上記の順位以内に入っているかを確認しましょう!
②グラフで細かくチェック!
検索した商品が先ほど挙げた順位以内に入っていた場合は、
じっくりリサーチする価値があります!
チェックするべきところは
・ランキングのグラフの変動
・出品者数の推移
です!
まず、ランキングの変動はこのグラフを見てください。
このグラフにおいて、ガクッと下に落ちた時が売れた時です。
例えば06/12~06/26の二週間は、7回ほどグラフが落ちています。
つまり二日に一回売れていることが分かります。
回数が少ない時(05/15~05/29)でも3回なので、
週に一回以上は売れていると考えて良いでしょう。
このように、ランキングのグラフからは売れる頻度が分かります.
次に、出品者数の推移を見ていきます。
商品ページの下部にはこのような表があります。
ここでは出品者数や価格、ランキングの推移をまとめて確認することができます。
この表から
どのように売れたのか?
ということを読み取ることができます!
ランキングは新品が売れても中古が売れても変動します。
なので、「ランキングのグラフが落ちる=売れた」
ということは分かるのですが
新品が売れたことが原因なのか、中古が入れたことが原因なのかが分かりません。
そこでこの表を読み解き、「売れ方」を把握する必要があります!
例えばこのような推移をしていた場合です。
07/11から07/12で一気に順位が上がりました。
よく見てみると、中古出品者数が4のままに対して、
新品出品者数が81から79に減りましたね。
なのでこれは新品が売れたことでランキングが上がったということが分かります。
ではこの表はどうでしょうか。
かなりピンポイントですがこちらの場合、
新品出品者数は変わらず、中古出品者数が減った結果ランキングが上がっているので
「中古商品が売れた」ということが分かります。
それでは、改めて表を大きく見てみましょう。
中古出品者数の変動は少なく、
新品出品者数が頻繁に動きそれに合わせてランキングも変動しています。
なので、この商品は
新品がよく売れる!
ということが分かると思います。
中古がよく売れる場合はこの逆のパターンになります。
新品出品者数は動かず、中古出品者数がよく変動するということですね。
このように、売れる商品を仕入れるために
ランキングのチェックで大まかな“ふるい”にかけ
グラフで細かくチェックしてから
仕入れていきましょう!
この記事をSNSでシェア